ポルマン語録 - CRギンパラ好きなポルシェ万次郎の語録(コラムや発言集) / ポルシェ万次郎逮捕〜留置男の私信≪その4≫
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36.ポルシェ万次郎逮捕〜留置男の私信≪その4≫(06/1/18)
公表する予定のなかったプライベートな私信一通の全文です。証拠品(情状証拠)として法廷への提出も行っておりません。文中にある「赤字」は私の解説及び匿名箇所です。また、身内へ宛てた手紙という性質上、言葉にウエイトを乗せる為に多少のファンタジーやしおらしい記述があることをご了承の上お読みください。
業見委託契約を結んで出向していた各会社の急成長を素直に喜べなくなったことを前述しましたが、これは何も詐欺行為の分け前に不満を感じて分裂(独立)というニュアンスでは決してなく(私を含め、当時は誰1人違法行為の認識などありませんでした)、単純にSEOのスキルを持っているのだから下請けのような状態を卒業してもっとフリーな立場で仕事をしたいと願っただけのものです。むしろ収益体制の整い終えた会社にとって「用済み」な、今更値切ることが出来ない私への高額ギャラは負担(マイナス材料)になっていると すら感じ、自ら身を引いた双方利害が一致しての契約終了だったように思います。独立起業の世界では今まで在籍していた会社での顧客名簿や取引先、部下や同僚を引き連れて同業種の競合会社となることは珍しくありませんが、それでも私は独立してすぐにブランド通販を始めるのは義理に反すると考え、趣味と実益(広告収入)を兼ねた自分の個人サイト(書評・コラム・無料オンラインゲームの運営等)の制作に力を注ぐようになります。SEOの技術を駆使することで私の名前「万次郎」はキーワード検索すれば「ジョン万次郎(中浜万次郎)」を抑えて1位で表示されましたし、漫画のタイトルやアーティスト(歌手)名を直接検索しても公式サイトの真下(2位)に私のページが表示・紹介されるなど、ページ内容を充実させあらゆる検索キーワードを独占することで得られるレスポンス(反響・賛成意見)やアフィリエイト(広告紹介・提携)収入に熱中します(「小室哲哉」と検索すれば私の批評サイトが2番目に表示されたのですが、これはよく考えれば凄いことですよね。「女性アイドル画像掲示板」「@小室系マニア」「スペルバウンド」等は留置場内でも知っている人が いました)。合法であっても品位に欠けるアダルトサイト等の制作は、荒稼ぎ出来ると知りつつも創作意欲が湧きませんでした。月に数十万の収入を得てはいるものの、仕事を選んでいたせいか多額に膨らんでいた消費者金融等々への返済に充てるのが精一杯の状況でした。「パチンコ台」「パチスロ販売」等の関連キーワードを私の運営サイトが首位独占することでとある家庭用パチンコ台販売業者の売上に大きく貢献していたようですが、こうした広告手数料(売上の10%)のキャッシュバックを受け取るよりも自分でWEB通販会社を創ってしまおうと考えるようになりました。
圧倒的な規模で先行する「楽天市場」や「ヤフーショッピング」に加盟店舗数などのインフラ面で対抗出来るとは思いませんでしたが、私は5年以内に200店舗を超える自社直営のショップサイト群を作り、それらを「自社直営ショッピングモール」と称して差別化を図ろうと計画します。つい先日(10月22日)、ライブドアが大手カタログ通販会社「セシール」の株式の過半数(50.1%)を友好的なTOBで取得したと報道されましたが、たったの200億円で買収してしまえる上場企業(マザーズ)と資金も人脈も乏しい私とでは条件や環境の差こそあれ、ネット事業における戦略性の面では例の「球団買収騒動」で注目を浴びる以前から(オン・ザ・エッヂ時代 、経済誌に登場し出した頃やイーバンクとトラブってる辺りから)共通するものを感じていました。ライブドアの役員はいわゆる「オタク」属性の人が殆どで、恐らくは私と同じように「俺ならこうする(こう思う)」といった アイディア(意見)を具現化(発信)したい衝動が仕事のモチベーションになっているのだと思います(プロスポーツ選手やアーティストと同じで、自分のやりたい仕事だけを展開している起業家はとっても幸せだと思います。リアルで経営シミュレーションゲームをプレイしているような感覚ですが、まあ人生でこれ程楽しい職業はないでしょうね)。例えるなら ゲームセンターのレーシングゲームでランキング上位(1位はソフトバンク)に記録されて賞賛を浴びたい感覚とでも言いますか、私の場合も詐欺で儲けて私腹を肥やすのが目的ではなく、社会的に認められたいというような思いや自己顕示欲が主でした。(むしろお金はもう良いから、逆にお金使うから社会的信用や賞賛が欲しかったくらい・・・。なのに何で詐欺罪?って自分自身に問いかけたい心境です。無くしたお金はまた稼げば良いだけですが、失った社会的信用は取り返しつかないくらい大きいと思いますよ)検索エンジン事情に詳しい知人からは○○○○○○のキーワード独占状況や事務所の大きさを見て「帝国を築きつつあるなぁ」と羨ましがられますが、「この程度で驚いてもらっては困る。まだまだアイディアを全て出し切ってない」との思いがつのるばかりです。しかし、私のように我を忘れて法を犯したり反社会的な行動を取る人間は制裁を受けて然るべきだと今では思慮の足りなさを深く反省しています。
WEB通販で取り扱う商材の候補は「(高級)囲碁将棋盤」や「釣り具」などもありました。「囲碁」「将棋」「釣り」などの直接的なキーワードで上位表示させるのは難しいですが、「将棋盤」「将棋駒」「釣り竿」「ルアー(疑似餌)」でなら1位表示を独占して消費者を抱え込む自信があったからです(『将棋世界』の「あっと言う間の3手詰み」とか解けて喜んでるレベルでは駄目だと思いますが、私の残りの人生を全て将棋の勉強に費やしても日本で一番強い小学生に勝てる気がしません。そう考えると将棋の勉強ってのも不毛ですね)。さらに商品の製造元も専門誌の広告スペース等に掲載されていて探しやすいですし、インターネット上でも簡単に連絡が取れる上、製造メーカーとの直接取引なら代理店を通すより利幅も大きいです。しかし 、日本料理店の 修行や経験を積んでおきながらわざわざフランス料理店を開店させる人がいないのと同じように、私はクリスマス前だったこともあって通販事業のとっかかりとしてかつて知ったるブランド品を極自然に商材として選択することになります。商材を決める以前から「○○ビル」という名の付く出来るだけ家賃の安いワンルームマンション二部屋を○○市中央区内に探し、これを事務所としてページ上に表記することで対外的な信用を得ようと思い即日で賃貸契約を済ませます。初めての経験ばかりで「行き当たりばったり」ながらも、配送業者(代金引換・クレジット)の手配や屋号入り振込口座の開設等の諸作業は順調に進みましたが、肝心のショップサイト作りに凝り過ぎて必要以上の時間を費やしてしまいました。結局○○○○○○の1号店である○○○○○○○○○○○を営業出来たのは平成15年12月25日(当時26歳)と、1年を通して一番ブランド品が売れない時期という大失態を犯してしまいます(会社の立ち上げからWEB制作・経理・営業まで全然1人でやれていますので、以後に多忙を理由としてスタッフ等を雇い入れたとしてもやはり「共謀」とは言えません・・・って検察に言いたいだけで、だからどうという訳でも大してないのですが)。
商機をみすみす逃してまでクリエイティブに作った甲斐あってか、売上は初日から順調に計上されました。お金が入金されることよりも流通を起こすことが出来た事実を嬉しく思います。営業時間を過ぎてから「明日の子供の成人式までにどうしても間に合わせたい」という要望を電話で受け、市内の卸業者に頭を下げて商品の財布を受け取った後、高速道路を使って郊外の21:30まで開いている流通センターへ持ち込んでどうにか間に合わせたこともあります(翌日には丁寧なお礼の電話をいただきました。このような「良い仕事したなぁ」とか思うことは度々ありましたし、お客様への対応も常に親切で丁寧でした。商標侵害物品が混ざっていたことを除けば本当に良いショップだったのですが)。○○○○○○の仕入先となるブランド卸業者はインターネットや「バ○ヤーズ年鑑」などの業界誌で探しました。まずは仕入価格の一覧表をメールやFAXで送信案内してもらうのですが、「安い方の並行モノ(商法侵害物品=法的に偽物)」を案内してくる卸業者が殆どで、私が現在パソコンの中に保有しているデータリストの中でも大手で真っ当な正規品業者の連絡先リストの方が情報としての価値がはるかに高く、これを知りたがる同業者は多いと思います(いわゆる「偽物」は何もヤクザな人達が独占的に扱っている訳ではありません。そこら辺に何処でも存在する普通のアパレル業者が、あってもわずかな罪悪感を持って普通に流通させているのが現状です)。大手ディスカウントストアの 「○○・○○○○」も昔は「安い方の並行モノ(商法侵害物品)」を扱っていたと噂されていました(4年程前に摘発されていたと留置場内の人間からも聞きました。ここにはネットがないので事実確認はしていません)。「アメリカの貧困地域に住む 有色人種や移民がドラッグの使用や売買に手を染める理由は、本当にそれらが周囲に普通に溢れているから(日本の社会でいうとタバコみたいなもん?)。余程強く意思を持って生きないと簡単に非合法な犯罪の世界に取り込まれてしまう」 というのは留置場内で読んだ「プリズン・ガール」という本からの引用です。私は「何故自分だけが(摘発)・・・」との思いは一切ありませんが、パチンコ店等でも堂々と売られていることで遵法意識や正常なバランス感覚が麻痺していたというのが正直なところです。
私は「国内直営店でメンテナンスを受けられない可能性があるような属性の商品については、これくらいの安価な値段が妥当だろう」などと、自身の勝手な基準で販売価格の値付けを行っていました(豊富な提携先により正規な商品もほぼ最安値で販売していましたが、今回問題のあった商品については「ああ、そういう属性の商品なのね」と販売価格から分かってしまう程、 市場の相場からはありえないくらい安い価格を表示していました 。同業者や卸し先の小売業者からは「正規モノ、並行モノ問わず、社長のところで揃わへんブランド品はないよね」とも言われていましたが、ここでも誰も「偽造品」「コピー商品」「違法物品」などのキーワードは発しておらず、商品担当者自身もその辺りの自覚がないような人間が多数いたように思います。仕事に対する私のモチベーションは「周囲の期待に応える」「業務規模の拡張」「検索キーワードの独占」の3つに尽きました)。
上記は○○○商品の参考例ですが、国内定価の○○〜○○%程度で卸売りしてくれる正規品取扱業者はいくつもありますので、WEBショップでなら正規品だけの取り扱いで利益を出すことは十分可能です。○○○○○○で直接運営していた11サイトの内のいくつかは、実際に正規品のみを販売していた法的にも 全く問題のないサイトです。「100%正規品化」をまだ達成出来ていない僅かに残ったブランド商材についてを解決出来た後、完全な正規品取扱業者として憂いなく有限会社での法人登記を予定していましたが、各色ごとに仕入れた商品を1個ずつ専用機材で撮影し、それらに「背景カット」等の画像加工処理を丁寧に施してページ上に掲載していた為、仕入資金や作業労力の面で一朝一夕に出来るものではありませんでした(結果論ですが、他所のサイトから商品画像を借りるなりしてもっと早急な商品の入替作業を行っていれば、私の会社もあのような形で摘発されることはなかった と思います。過去に「並行モノ」の商売で作った運転資金で今では立派な通販サイトを営んでいる会社や卸業者をいくつも知っていますが、個人的に恨みがある大阪北区は曽根崎町所在の 『○.○.○○○○○○(代表○西)』って会社だけは、検察に告発するか公(おおやけ=WEB)に晒して顧客に告訴や被害届の提出を促してやろうかなんて考えたり考えなかったり・・・ 。正規品の取り扱いですが、自主流通業界に加盟している大手卸業者から仕入さえすれば、商品属性についてまず問題ないと思います)。○○○○○のアクセサリーや○○○○、○○○○、○○○、○○○等のブランドに関しては、正規品であっても国内定価の○○%以下というような安価で入手出来てしまうものもあります。この辺りの仕組みがどうなっているのかは分かりませんが、機会があれば正規取扱業者や正規代理店に訊いてみたいと思います。○○○○○○では「○○○○○○○(○○○)」の商標侵害物品を○○,800円で販売していたことになりますが、偽造品取扱業者から○○,000円(単品で発注の場合)で仕入れてオークションに出品したとしても利益を上げることは まず不可能です。10〜100個の単位でまとめ買いすると単価をディスカウントしてもらえる為、私は自身が借金をしてまで○,500個(内、商標侵害物品○,150個)もの余剰在庫を抱えてしまいました。業者への値引交渉には特異な技術が要求される為、最後まで一度も従業員に担当させたことはな かったのですが、多忙だった私は卸業者との電話回数を極力避けるのが目的で無理なまとめ買いをしていた側面もあります。偽造品取扱業者からは「御社サイトなら 現在の販売価格を1.5倍に値上げしても売上を落とさずに利益を上げられますよ(むしろ安くし過ぎてはブランド的付加価値を損ない、余計な不安感を煽ることにもなる)」 と言われますが、私はこうした助言や法規を無視したマイルール(そういう属性だから安い)で矛盾や罪悪感を解決していたのかもしれません。また、取引業者に商品の在庫がない場合はオークションで落札して仕入れることもありましたが、相手より粗悪品を送られた際には「偽造品ではなくちゃんとした並行モノを送ってください。扱ってないのならこの偽物は返品させてもらいます」などのクレームを書いてメールで送信したことも何度かあるくらいです。
会社概要ページ記載の「通販事業に特化し、店舗を持たない(人件費やテナント料の削減)から価格が安い」という文言はある意味事実で、○○○○○○で販売していた正規品の販売価格が有店舗の「ヨドバシカメラ」や「ドン・キホーテ」、カタログ通販のそれより安いことを確認しています。また、ブランド直営店ではないブティック(セレクトショップ)では販売価格を国内定価に合わせたものが殆どのようです。私はインターネットの秘匿性を利用して粗悪品を売り逃げしていたという訳ではなく、テナントを構えて店舗販売する上で必要な販売育員成能力等のノウハウやキャリア、資本力の欠如から販売手段のツールとしてインターネットの活用を考えました。(当たり前の話ですが、何の考えもなしに参加して成功するビジネスはありません。既に成立している商売へ後発で参加するケースが殆どだと思いますが、先行各社と比較して勝っている部分を客観的にいくつか挙げられないと駄目ですね。「〜だからうちは稼げるんだ!」というような確固たる理屈というか自分自身への説明が最低限必要だと思います。パチンコで勝った時だけ「俺はパチンコが強い!」とうそぶく人間が身近な例でしょうか。こういう人間は総じて勝った理由を正しく説明出来ない場合が多いです)お客さんからクレームについては「『当社の商品ではない(正規品ではない)』と言われた!」という内容よりも「糊のような汚れが付着している。金具が外れかけてる。箱が傷んでる(交換して!)」というような検品ミスによる内容のものが多く、返品の際の手数料や送料を○○○○○○で全額負担するのは当然のこと、商品代金の返金については使用期間に係わらず100%の確率で速やかな対応をしていました。商品の修理については建前として代金を請求する体裁をとっていましたが、商品属性の後ろめたさから理由をこちらで用意して無償で対応させてもらうことが多かったです。私はあのまま逮捕されずに2・3ヶ月後の「100%正規品化」を予定通り達成出来ていたとしても、以前の商品を購入された方についてはこれまでと同様に真摯な対応をしていくつもりでした。しかし誠意を持って返金に応じるからといってメーカーの商標を侵害するような物品を販売して良いという理屈にはなりません。まさに「ブランド」という呼び名が示す通り、鑑定の専門家であっても真贋の判別がつかない( 生産工場や使用素材が同一)であるとか海外本社の特別チームに送らないと見分けられない(国内では信用性の高い鑑定が出来ない為、依頼された鑑定結果を警察へ提出するのに2ヶ月以上かかったブランドメーカーが実際にいくつ かあったようです 。警察より鑑定結果の書かれた資料各種を確認させていただきましたが、偽造品であると断定したブランドメーカーの資料を見ても「正規品と比べ縫製が粗雑であるから偽造品である」などの抽象的な内容しか書かれていない場合が多いです。もっとも、メーカー独自の内規を公表したくないが故の曖昧さかもしれませんが、警察官も呆れるくらいの曖昧な内容の鑑定結果があったことは事実です)とか、財布やバッグとして何らその実用性に不自由しないとか比較して全く遜色がないとかの問題ではなく、殆どのブランドファンの人にとって「ホンモノと呼べるのかどうか?」が一番重要であり、メーカーが「正規品ではない(メーカーが関与していない商標侵害物品=法的にニセモノ)」とカテゴライズする商品属性には何の価値もありません。お客さんからのクレームを抽出して出力した資料を警察の調べ官より確認させていただきましたが、これらは想定内だったとはいえ「丁寧な対応で信頼していたのにショックでした」との文面には本当に申し訳なく思い、思慮が足りなかったと自己嫌悪に陥ってしまいます。
Q&Aページ掲載の文章については、既存の色々な並行モノサイトやオークションサイトの解説ページに記載されていたいたものをかき集め(コピー&ペースト)、若干の編集を加えてそのまま転載使用しました。「全て新品・本物です!」の文言も「弊社商品は偽造品・模造品(レプリカ)です!」などと掲載しているサイトが1つもなかった為、八百屋や魚屋等の「取れたて・新鮮です!」のフレーズと同じような感覚で考えなしに使用してしまいました(10月頃の新聞ニュースですが、「薬事法違反で逮捕の会社、販売担当のWEB制作会社は「ネット上の記述を転載して使用しただけなので悪質性は少ない」とのことでなんと起訴猶予処分になっています。詐欺事件に合わせて適用される罪名として商標法違反の同類項の特定商取引法違反(リフォーム詐欺等)や薬事法違反、今が旬の建築基準法違反(耐震偽装マンション等)などが挙げられると思いますが、詐欺罪を付けるかどうかは検察のさじ加減ひとつかもしれません・・・)。「偽物・コピー品であった場合は商品代金を返金させていただきます」とページ上に掲げる一方で「直営店でメンテナンスを受け付けてもらえない場合があります」などと、「正規品の定義からは矛盾するのでは?」と思えるような内容をきちんと公表していたことになり、警察の調べ官からは「○○○○○○を設立する前から偽物と知ってたのにそれを本物と欺いた(詐欺)んだろう!」と攻め立てられますが、非があって反省すべき立場の私は作成されていく誤解を含んだ供述調書の内容に否定の意思を示すことや「偽物」の認識の度合いを正確に伝えることが出来ずにいます(あまりにも違う内容は修正してもらいましたが、その度に恫喝されたり嫌な顔されたりとかも・・・。こちらは長丁場を覚悟しているので良好な人間関係を築こうと非常に協力的な態度で接しはするのですが、まあ、警察はあのような手法で立件しやすい調書を集めて証拠に出すのがお仕事ですし、仕方のない側面もあるので調べ官に対して不満とかは特別ないです。留置場内で読んだ11/8付けの新聞に 、11/5に京都地裁で行われた例の「Winny(ウイニー)」の17回目公判の記事が掲載されていましたが、弁護人質問の中で被告人の金子勇(35)さんは「(取り調べでの)供述は検事や刑事が勝手に書いた作文」「自分が言っていない内容について修正を求めたが直されなかった」「警察に協力するつもりだったので(指印は)機械的に押した」などの発言があった と書かれており、私の場合も同じような感じだったのでこれには激しく同意しました)。自己主張の強い私でさえそのような状態だったので、警察のお世話になったことなど 一度もないであろう従業員らの取り調べ(代表者である私以外、誰一人として起訴はされていません。全て任意での取り調べです)がどのような内容であったかを想像することは難しくありません。供述内容を私は知りませんので何とも言えませんが、従業員らは仕事の具体的な内容までは認識しておらず、供述調書は調べ官の理詰めな誘導で作成された信用性に欠ける可能性がないとも言えません(裁判では当初、検察側から従業員らの供述調書が証拠品として提出されるのを不同意としました。検察側と弁護側はお互いに提出予定の証拠品を事前に確認・共有・検討し合う決まりとなっていて、法廷ではどちらかが知らない証拠品を元にした事実が急に出てきたりしないような公平なシステムとなっています。供述調書などの証拠品を不同意すると今度は関係する従業員らが証人として検察から法廷に呼ばれることとなり、一問一答形式で質問される可能性が出て手間をかけてさせてしまう為、最終的には不同意を取り消して調書自体の信用性を争う方針にしました)。従業員らの仕事単純労務の範囲内であり、責任があるのは全て私個人なのです。また、将来の法人化に向けて事務所内では領収証を保管する癖を付けさせていましたが、相当な量の伝票が紛失していますので実際の利益は警察調べのそれよりもずっと低い数字だったと思われます。さらに、法廷では「社長出金分(2,000万円)」という資料が検察側より証拠品提示される可能性がありますが、これは単純に経理の人間が休みを取っている際に私が「事務所の金庫」から出金して主に商品代金(代金引換・送料着払)等を支払っただけのことです。私の給料や交友費を直接示すものではありません。
○○○○○○として活動していた1年4ヶ月間のブランド事業部のみの入金履歴(=売上)を拾っていくと、その合計金額は○億9,500万円になると担当検事より教えていただきました。ブランドメーカーが独自に鑑定した結果、少なくともその内の○,500万円相当分が商標侵害物品の販売による売上であった可能性があると判断された為、私は総売上の実に○分の○を占める比率を違法な手段で計上していたことになります。しかし、逆にこれら全てを正規品で販売した場合のことを考えても初年度の年商は○億円を軽く超えていたことが予想出来、私は大した意味もなく早まったことをしてしまったなと思うより他はありません。年商○億円とは言っても正規品のみを扱う商売は基本的に薄利なので、未だにワンルームの狭いマンションを事務所にして営業していただろうとは思いますが、私は未来への希望に溢れ十分に幸せであったに違いありません。警察や検事の調べ官からは「君はまだ若いしネット上の販売力は何処よりもあるのだから、もう一度ブランドの正規品販売でイチからやり直せ!」と励ましていただきましたが、留置場内で半年間の自問自答を繰り返す中で、私は法で定められた刑事罰の他に世間を騒がせたことに対し謹慎している態度を示し、改悛の情が自他共に認められるまで事業活動は自粛するべきだとの結論に至ります(以前の「並行モノ」のブランド卸業者は現在、びびっているのか電話番号が変わっていて殆ど連絡が繋がらず、「正規モノ」のブランド卸業者からは「ウチは全然わだかまりとか無いですから、また以前のようにご注文いただけると嬉しいです♪」や「実は当社も昔、税関で差し押さえられてお灸を据えられたことがあるんですよ。早く頑張って復活してください♪」など、概ね暖かい言葉をいただきました。通信販売は元々好きな仕事でも得意な仕事でもなく、今となってはもう懲り懲りといった感じなのですが、どうも需要があるようなのでコンサルティングやプロデュースのような形で間接的に関わるかもです)。まさか自分がもう一度同じ罪名で逮捕されるとは思いませんが、メンタリティから変えていかないと前例のない案件を事前調査や考えなしに進めてしまい、再び社会事件等を起こしかねないです。先日の「中国軍が沖縄へ侵攻」とヤフーのニュースサイトを模した偽ページを、「注目を浴びたかった」との私的な理由でWEB上に作成・公開した人間は何らかの罪に問われるそうですが、ああいうことは私もやりかねないですし、とても他人事のようには思えません(「大東亜共栄社」「ダルビッシュ(有)」みたいな法人名で登記して世間を騒がし、また要らぬトラブルを抱えそうな人間です。しかしこのB級ニュース、最初は勘繰り過ぎて平和ボケした日本人に啓発を促す意味があるのかと思いました。民主党の政策の中に沖縄を日本から分断しようとするような不穏な動きが一部であったようですし・・・)。今回、私は刑事事件を起こしてしまいましたが、本来はリスク覚悟でそれを行わなければ人生を楽しめない(生きていけない)ような職業的犯罪者(窃盗常習犯、麻薬ブローカー等)ではありませんし、例え10億円以上のお金を積まれて依頼されたとしても犯罪行為(再犯)を行う意思がないのは当然のこと、モラルの低さや認識の甘さについても今後は見直して行きたいと思います。
現在の私はこれまでの人生でかつてない程の辛く苦しい状況にあります。彼のアインシュタインは「死とはモーツァルトが聴けなくなることである」と言ったそうですが、留置場内では社説の読み比べはおろか、「石綿(アスベスト)」を「せきわた」と読むのか「いしわた」と読むのかさえ分からないような、情報や行動が大幅に制限された不自由な環境におかれています(結局「せきめん」が正解でした。まさに「赤面」とか上手いこと言ってる場合でもないですが、とりあえず新聞は毎日新聞一紙のみ閲覧可能でした)。 同じ留置人らに「郵政で国会(衆院)も解散ですね」と話し掛ければ、「中野会(指定暴力団)も解散でんな」とおかしな答えが返ってくる異質な環境の中にいます。私は二度とこのような思いはしたくありませんし、これからは一般でサラリーマンと呼ばれるような堅実な仕事を度が過ぎない程度に頑張り、休日も普通に設けて趣味の書店巡りやネットサーフィンを楽しむなど、 憲法第二十五条条の生存権ではありませんが、健康で文化的な最低限度の生活を営めるだけで十分に満足です(とは言ったもののサラリーマンは無理でしょうね。「毎日同じ時間に規則正しく起きる」という当たり前の行為がまず不可能で、「どうしても限界が来たら睡眠を摂る」「たっぷり睡眠を摂って目が覚めるかお腹が空いたら起床する」みたいな生活が染み付いていけません・・・。収入はそこそこ、ネットで毒吐いて本読めて中毒患者みたくドラクエとかやってりゃ結構幸せかも?「幸せ」って相対的に身近な誰かと、或るいは世間の平均値と比べて感じるもののような気がするので、私は多分ニートのような生活も我慢出来ないだろうとは思います)。 留置場内で重松清の「ビタミンF(直木賞受賞作品)」や高杉良の「燃ゆるとき(ノンフィクション企業小説)」などを読んでつくずく思いましたが、ありふれた日常 の中でも幸せな人生を送ることは出来ますし、起業して経済活動を行うのなら「東洋水産(まるちゃんラーメン)」のように経営者自身が社会的責任を果たす志や経営理念を強く持たなければいけません。私は今回の事件を戒めとして負の遺産の返済や清算に努め、広く社会貢献出来るような人間を目指したいと思います。例え○○に宛てた私信とはいえ、このような内容は第三者からみて誤解を恐れがありますが、専門性を帯びた案件を供述調書とは別の側面で綴っていますので、○○弁護士には弁護していただく際の資料として参考にしてもらえればと思っています。それと、これが本題だったのですが、情状証人としても出廷をお手数をおかけしますが宜しくお願いいたします。加筆修正や推敲をしている内に手紙を発信するのが遅くなってしまいました。留置場内故、乱筆乱文要用のみにて失礼致します。 草々 平成17年9月28日〜10月23日 ○○万次郎
追記 とうとう留置場内で一番の古株となってしまいました。 「またひとり 移監見送り 寂しけり(移監=ここでは身柄を拘置所へ送られること)」 強引に"り"で韻を踏んでみましたが、今度は季語を入れた下の句を加えてみる予定です・・・などとツッパッてはいますが、やはり精神状態の方は良好とはいえません(自業自得なので反省するより他はありませんが)。○○から聞きましたが、○○がご懐妊だそうでおめでとうございます。逮捕前は結婚式の二次会用にと「かぐや姫(南こうせつ)」の「妹」をカラオケ屋で練習して仕込んでいました。あれは我々の世代が聴いても「オケ」のサウンドに古臭さを感じず、「主メロ」も綺麗な素晴らしい名曲だと思います(そういえば小室哲哉とKEIKOの結婚披露宴で南こうせつと木根尚登が一緒に演奏していましたね。しかもあれが披露宴中継の一番の目玉だった・・・)。仕事の接待などで役に立つだろうと「やしきたかじん」のベストアルバムも同時に購入していますので、いつの機会になるかは分かりませんが、またカラオケをご一緒させていただければ幸いです。
それではまた お便りします ○○さま 万次郎・・・
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